Fallen St. Black Cat’s diary

期間限定(旅を終えたとき、更新も終わる)

7月6日 再び本館

再び本館である。

 

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 ED75電気機関車とクハ481形電車。本館は新館に比べて暗い。感度を上げ気味でノーフラッシュ撮影をしているのでノイズが多い…

 

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 EF55形電気機関車昭和11年製)。うちの親でさえ生まれていない年だ。

 

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ナデ6110形電車。大正3年製造らしい。すでに昭和でさえない。

 素晴らしい。この雰囲気はいい。好きだ。

 

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さらに古い機関車客車。それもそのはず。明治4年製造のものである。

この列車は…

 

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国指定重要文化財である。鉄道記念物。新橋~横浜間の鉄道開業時に、イギリスから輸入されたものだ。こうして残っていることが素晴らしい。

ちなみに、鉄道車両としては初めての国の指定重要文化財らしい。

詳しく知りたい方はこちらへ→国鉄150形蒸気機関車 - Wikipedia

 

色々見て回りカメラに収め、この時点で17時16分。このことが後に大きく影響することをまだ知らなかった…(ま、そんな大事ではないんだけどw)

 

さて、そろそろ本日のもう1つの目的である場所に向かうことにする。

 

途中エントランス付近を歩いていると電車の台車などが見えてきた。

 

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台車大好きなツレに「お前台車好きだよな?」と言うと「うん」と答えて写真を撮り始める。自分もとりあえず撮る。

ツレは軸やモーター、ブレーキ部分たまんねー! って言ってたけど、オイラはスプリングがたまんねー。

 

だが、ここが目的の場所ではない。動こうとしないツレに催促して先に進む。

 

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キッズプラザにある車両を通りざまに撮影し、キッズカフェの先にあるガラス扉に向かう。そこから外に出ると目的の地がある。

 

ミニ運転列車。これに乗らずして帰る訳にはいかない! 到着は17時20分頃だっただろうか。

受付のお姉さんが「整理券はお持ちですか?」というようなことを聞いてくる。そんなものはもちろん持っていない。おまけにもうすぐ終わるようだ…

愕然と立ちすくむ野郎2人…

「な、なんとかなりませんか…」

「予約にキャンセルが出ればいいのですが…。もうすぐ終わりますし…。可能性は低いですが待ってみられますか?」

「はい! 待ちます!」

「おふたりで一両でよろしいですか?」

「いや、出来れば別々に…」

「ではこちらでお待ちになってください」

薄暗くなってきた中、テント屋根の下で諦めの表情を浮かべて待つ…小雨も降っている…寒い……(実際、この日の大宮は昼間でもTシャツだとサブイボ立つくらいに寒かった)

数分待ったところで無線で話をしていたお姉さんが

「ちょうどキャンセルが出ましたのでどうぞ」

とにこやかに声をかけてくれた。慌てて料金を支払い乗り場に向かう。

「ありがとう!」と張り切って向かったが、後で考えてみるに立ち尽くす野郎2人が立ち去る気配が無いので、他の係員に「すまん。あと2人ほどなんとかしてくれ。しつこく待ってる奴らがいるんで…」と無理に融通をつけてくれたのかもしれない…

しかし、そんなことを微塵も感じさせないお姉さんの笑顔は素晴らしい。さすがに普段から子供や家族を相手にしているだけのことはある。

  

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乗り場(ホームは2ヶ所ある)への連絡橋からの1枚。なぜか駅名は万世橋であるw

奥のホームで昔のお姉さんが呼んでいる。乗りたい車両があったのでツレを先に行かせる。

車両は選ぶことが出来ないので賭けである。結果的には賭けには勝ったが途中ヤキモキした。というのも、乗りたい車両が帰って来て呼ばれると思ったのだが、降りてきた母子が写真を撮っていいか? というような素振りをしている。係員の方は「いいですよ」という素振りを見せ車両の前に子供を立たせる。なかなか撮り終わらない…

そうこうしているうちに、手前のホームに別の車両が近づいてくる。ヤバイ! このままではマズイ!!

結局は手前のホームに着いた車両から人が降りている間に奥のホームの親子が立ち去った。頼む! 呼んでくれー!

奥のホームから「どうぞー」と声がかかる。素知らぬ顔で歩み始めるが、心の中ではガッツポーズをしたねw

٩(๑`^´๑)۶

 

f:id:FallStBlkCat:20180727150125j:plainコイツ。コイツに乗ったった!(これは降車後に撮ったので前に車両がいる。本当にうちらで終了だった)

 

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速度計が80km/hを超えているw 実際には当然そんなに速度は出ていない。

 

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奥にはてっぱくの建物が見える。左の方には本物の線路と架線が見える。

 

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ホームは出発地点の万世橋の他に3つある。それぞれに停まってやった。

ポイントなども結構しっかりしている。実際に可動するのではないだろうか。

 

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さあ、間もなく万世橋駅到着。要するに楽しい時間の終わりである。

この車両で失敗したなと思ったのは、加速レバーが右にあったことだ。おかげで撮影がしにくいのなんのって…

 

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いやー、楽しかったー。係員の方々ありがとう!

この画像はてっぱくから帰る際にブロック塀の外から撮ったもの。茶色いヤツのうしろ姿が見える。

 

とりあえず目的は達成できた。蒸気機関車の汽笛を聞く。新館に行く。そしてミニトレインを運転するという目的だ。

 

思いは叶ったので帰るとしよう。

 

残念ながら7月6日分はもう少し続く…